癒しがほしい

猫並みにゆるく生きています

C99A一般参加記

コミックマーケット97の開催より二年。待ちに待ったコミックマーケット99(C99A)が2021年12月に開催された。 そのC99Aに一般参加で2日間参加してきたので、その参加記を残しておこうと思う。 なお、本エントリーは一般参加者目線でのC99Aを記しているため、サークル参加者や準備会スタッフから見たC99Aについては別エントリーを参照願いたい。 本エントリーの目的は、あくまで次回以降のコミックマーケットでC99Aと同様の入場制度が採用された場合の持ち物や立ち回りの参考とするためである。 故に、無用な論争への発展を助長するものではないことを留めておいていただきたい。

事前準備

C99Aの開催が発表されたのは11/12であった。また、チケットのスケジュールが発表されたのは11/16であった。

www.comiket.co.jp

ここでは開催が発表されてからの準備期間にやったことを記す。

チケット取得

C99Aでは事前に発行されたチケットが必要となった。また、そのチケットについては抽選制であるため、期間内に抽選に参加し、発行を完了して初めてチケットを手にすることができる。 このあたりのスケジュールは以下のようであった。

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https://www.comiket.co.jp/info-a/C99A/C99AEntryTicket2.html

チケットは東ホールと西南ホールで分けて販売された。このことは「東西コミケ」と言われるまでとなった*1。 基本的にはアーリーチケットを取る必要があるが、筆者は1次の販売期間をすっぽかしたので(←は??)、2次販売にてアーリーチケット取得を試みた。 チケット販売はチケットペイで行われた。 販売当日はアクセスが集中し、何度もアクセスできない状況が起きた。 アカウントの事前作成は言うまでもなく、接続元のネットワーク環境も改善できるのであれば手を付けておくと良いだろう。 結果的に、筆者はアーリーチケットを取得できず、

  • 1日目:東・西南
  • 2日目:西南

という、計3つの一般入場チケットを手に入れた。 これら一般入場チケットは1次販売で2日目西南ホールを、2次販売で1日目東・西南ホールのチケットを取得した。 ちなみに、一般入場チケットの2次販売では販売開始から50分サーバに接続できなかった挙げ句、 突如としてサーバメンテナンスが行われ、数分後に復帰したことで一瞬のすきを見せた一般参加者の多くがチケットを取り逃すといった事態が発生した。

持ち物準備

冬のコミケの持ち物については特に防寒グッズが重要である。 西はともかく、東は臨海部であることから海風がとんでもないので、防寒を怠ると生命活動の継続に支障を来す。 具体的な持ち物は、Twitterなどで適当に探しても色々と参考となる資料は見つかるので、毎度探してみるのも良いかもしれない。

当日の筆者の持ち物リストは以下の通り。

  • バックパック
  • 入場チケット
  • 身分証
  • 配置図(地図)
  • ティッシュ・ウェットティッシュ
  • クリアファイル x2
  • 折りたたみ式椅子・簡易マット
  • 財布 x2
  • 大きめのトートバッグ
  • モバイルバッテリー x2
  • カイロ・マフラー
  • 軽食

以前は地図をクリップボードに留めて利用していたが、バッグから取り出しにくいことと、会場に入ってしまうと書き込むことがほとんどないことから、 今では無色のクリアファイルに入れて利用している。

西ホールへの入場時の待機では、移動予定時間が準備会スタッフさんから通達されるとその時間まで列が動かない(いわゆる列固定)ため、建物で待機する時間がほどんどである。 したがって今回は防寒に関しては緩めの装備で会場に向かった。

待機列についてはそれぞれの参加日で後述する。

地図作成

配置図、いわゆる宝の地図(以降では地図)を作成する。 これは目的のサークルの情報を集約するためのもので、ここに書かれている行きたいサークルの配置や買いたいものの情報を見ながら、当日サークルを回ることになる。

Webカタログというサークル情報をWeb上で見ることができたり、行きたいサークルをマークして配置図を印刷できる機能を提供するサービスがある。 これを用いて各参加日、各会場の地図を作成する。

webcatalog-free.circle.ms

行きたいサークルの優先度で色を変えて地図を作成すると、サークルを巡るルートが分かりやすくなるだろう。 各サークルが販売しているものについてはWebカタログや各サークルのクリエイターさんのTwitter、Pixivを参照するとよいだろう。

当日の周り方については各参加日で後述する。

1日目(12/30 木)

待機列

西南ホールへの入場するためには、G1駐車場でリストバンドをもらってから待機列で入場を待つ必要がある。 リストバンド発行の受付時刻はチケットに記載されたグループごとに別れている。 筆者はAグループ(7:30受付開始)であったが、寝坊したので(←は???)結局Bグループ(8:00)として受付を完了して待機列に加わった。 列固定は8:40分ごろで、移動予定時刻は9:30であった。

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オレンジ:受付から移動 / 水色:待機列から会場へ移動

例年に比べて、人が少ないことは列を見れば明らかだった。 というか移動中の列車内の人数から今回のコミケの人数の少なさにはかなり驚いていた。 ともあれ、通常のコミケであれば始発前に並んでいなければ並べないような位置に待機していた。 結局、移動開始は11:00ごろで、西ホール会場に入ったのは11:05ごろであった。

西・南

艦これ島を中心に回りたかったので、南12ホールから回ることにした。 南12ホールへは西2ホールバックヤードからアクセスできる。 シャッター・壁関係なく、ほぼほぼ買うことができた。 ホールに入ったときには、人の数という意味でコミティアっぽさを感じた(要はスカスカで動きやすかった)。

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南ホールを回ったあとは企業ブースへと向かった。 企業ブースへは南ホール2階へ上がって、そのまま南ホールを抜け、西34ホールへ続く階段を登って行く。 企業ブースはエリアによって人の密度がまちまちで、エロゲメーカーのブースではガラガラで少し悲しかった(時間帯のせいもあるかもしれない)。。

企業ブースを周り終わった時点で12:30ごろで、そこから一旦外に出て東ホールへと向かった。 東ホールに入るためには、チケット確認とリストバンド発行のための受付を東7ホールで行う必要がある。 東7ホールは東地区の端っこにあるため、割と歩かなければならない。 受付が終わると、そのまま東78ホール経由で東36ホール側から入れるので、そちら側から壁・シャッターサークルを回るなどして東123456ホールを回った。 どうやら東へと移動している間に、東と西の行き来ができるようになっていたようだった。 エリアによっては1日目でも肩がぶつかるぐらいに人が多いこともあったが、この日は基本的に誰とも接触することなく買い物ができた。 あまりにも快適すぎる。

2日目(12/31 金)

待機列

この日のチケットの受付時間はCグループ(8:30開始)だったので、そのぐらいの時間に到着して、受付を行って待機列に入った。 会場入りしたのは11:10ごろだった。それ以外はほとんど前日と同じ。

西・南・東

西を中心に回った。 気づいたら12時過ぎになっていて、だいたい西が回り終わったタイミングで東西開通のアナウンスが流れた。

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前日に比べると少し早いタイミングである。 そのまま東に向かい、東1ホールから回っていった。 どのホールでも並んでいるのは人気シャッターサークルぐらいなもので、ほとんどのサークルは数分並ぶか、まったく並ばずに買うことができた。 もちろん肩と肩でご挨拶なんてぐらいの人の密度でもなく、人の往来はスムーズなものであった。

余談だが、今回は買いすぎてしまったため、購入したものをゆうパックで配送をした。 サークル参加者の搬出の時刻と重なってしまったため、かなり並んでいた。 次回は午前中にゆうパックでの搬出を済ませておいたほうがいいかもしれない。

まとめ

今回のコミケを一言で表すならば、「スカスカ快適コミケ」であろうか。 正直アーリーチケットを持っていれば、一般チケットの参加者が会場入りする11:00より前の10:00-11:00までの時間で買い漁ることができるので、 間違いなくアーリーチケットを持っている人は一般チケットよりも数倍のアドバンテージがあると感じた。 それを差し引いても、一般チケットで入場した場合でも人とぶつからないぐらいの人の密度のコミケはあとにも先にも無いかもしれない。

回り方については、アーリーであればホール全体を無双出来るし、一般入場であっても大人気シャッターサークル以外はだいたい回れると思うので、 そこまで深く考える必要はないかもしれない(もちろん、各サークルの搬入数などの要素も絡んでくるので一概には言えない)。

ともあれ、参加者の協力もあって、C99Aが無事に終了できたことは嬉しく思っている。 次回のコミケは、今回のような快適なコミケであっても良いが、コロナ禍以前のような活気のあるコミケになることを祈っている。

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