癒しがほしい

猫並みにゆるく生きています

2024年まとめ

どうも、お久しぶりです。どんこです。

2024年もあと数時間ということで今年のまとめでもしたためようと筆を取った次第です。 去年のまとめはこちらです。

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ベタではありますが、2024年を一言でまとめると「挑戦」と言えると思います。 具体的なことは後述しますが、転職に趣味に恋愛など幅広くチャレンジした一年でした。 完走した感想としてはかなり楽しい一年でした。来年も今年と同じぐらいの挑戦をしていきたいですね。

そんな 2024 年をトピックに分けて振り返ろうと思います。

転職

2024年9月に転職しました。それまでは新卒で入社した企業で勤めていました。2024年に何かと話題になった出版社の IT 専門の子会社です。 現在は Web 系の企業でインフラ・SREの業務に携わっています。

転職のきっかけとしてこれといったものはないのですが、次のようなことを入社後から思っており、プロジェクトが一区切りつくタイミングで転職しました。

  • 入社前後でギャップが大きかった
    • k8s ではなく AWS メインで携わっていた
  • 技術的に挑戦できる範囲が狭い
    • 基本的に AWS の領域でしかチャレンジできない環境だった
  • 自社サービスのオーナーシップがない・部分的にしかない
    • 基本的には下請けのようなポジションだったので、オーナーシップは無かった(あっても社会的影響力のあるプロダクトではなかった)
  • 出世に時間がかかる
    • いわゆる「抜擢」を受け入れていない文化だった

どれをとっても私が入社前に確認するべきところを詳細に聞き込めていれば解消できていたギャップだと感じています。 社内異動も検討しましたが、文化的な側面の認識のずれが受け入れられなかったため、転職を決意しました。

転職後は大きな認識のギャップもなく、業務に取り組むことができています。 むしろ、思っていた以上にレベルの高い組織で、落ちこぼれにならないように必死にしがみついている最中です。 この話はまたいずれお話しできればと思います。

ボルダリング

私は趣味でボルダリングというスポーツをやっています。

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今年はご縁もあって転職をしたこともあり、転職先でボルダリング仲間が増えました。 その中にいわゆる外岩の経験者の方がいらっしゃったこともあって、今年は人生初の外岩に挑戦しました。

瑞牆や御岳のボルダーに遠征しました。 特に、御岳のロッキーボルダーという岩場にある「エゴイスト」という初段の課題を落とせたのはステータスになったと思っています。 ジムの常連の方々にお祝いの言葉を頂いてとても嬉しかったです! 瑞牆では完登できていない課題も多くありますが、来年は必ず落としに行きたいと思います。

また、これは挑戦とは異なる文脈にはなるのですが、ジムの方々とセッションする機会が増え、自身のクライミング力の成長につながりました。 昨年2023年はセッションにお邪魔しても登れないことが多かったのですが、今年は胸周りの筋力もついた影響か、多くのセッションやファイル課題を登ることができました。 一緒に遊んでくださった皆様、本当にありがとうございました!来年もいっぱい遊んでください!

恋愛

(ブログでもSNSでも全く言っていなかったのですが、)2024年の7月ごろからマッチングアプリをやっています。 友人から勧められて始めたのですが、のめり込みがちな性格もあって始める前の想定よりもかなり頑張ってしまいました。

具体的に会った人は数えていないので正確な数字は出せないのですが、十数名だと思います。 幸い、合ってお通夜になることはなかったですが以降の進展があまりないことが多かったです。

一応目標はあって、クリスマスまでに彼女を作ることを目標にして色々動いていたのですが、結果はできなかったですね… 悲しい。 ただ今のところ LINE が毎日続いている子がいるのでこのまま進展するように頑張ります…!

マッチした人の話や細かい話は飲みの時にでも。

まとめ

2024 年は挑戦の一年と言いながら同時に出会いの一年でもありました。 いつもお世話になっている皆様に感謝。初めましての人にも感謝。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。

2025 年もどうか目まぐるしく飽きないような1年でありますように。

どんこでした。

ボルダリングのコンペに参加した

どうも、どんこです。

ここのところ、仕事やクライミングで忙しく(?) 筆を取れていなかったのですが、人生初となるボルダリングコンペティション(以下、コンペ)に参加してきたので感想やら来年に向けた意気込みやらを残しておきます。

ボルダリングのコンペとは

ボルダリングにおいてコンペとは他のスポーツでの競技大会のようなものです。私のようなゆるふわ一般人クライマーが参加するものから世界中の猛者を集めたコンペまで様々なレベル、規模のものがあります。ちなみに、猛者ぞろいの世界一強いクライマー決定戦はワールドカップやオリンピックがこれに当たります。今年開催されるパリ五輪も楽しみですね。

www.youtube.com

閑話休題

今回私が参加したのはいつもお世話になっているジムの主催するコンペです。猛者ぞろいというよりも、地域の方々が集まってワイワイするような感じのコンペでした。

このコンペは予選・決勝とあり、予選ではセッション形式*1で8本、決勝では2本を持ち時間それぞれ3分で登るという形式でした。 予選の上位5名が決勝に進むことができました。

実力に応じてクラスが分かれているのですが、私は上から二番目のクラスに参加しました。 一番上のクラスにねじ込まれる可能性もありましたが、全力で拒否しました。

当日

当日は10時半から予選の受付が開始されるとのことだったので、少し早めに到着するように家をでました。というのも少しオブザベーションをしておきたかったからです。 オブザベの際にはどの課題から手を付けるかを常連さんと相談しました。各壁で難しそうな課題がある一方で、簡単なものもあったので簡単なものから手を付けることにしました。 ムーブは一応考えていましたが、結果的には現場で解決することになりました。今思えばこの辺の準備不足が良くなかったのかもしれません。。

なんやかんやですぐに出番となりました。 始めはスラブや120度傾斜の壁のとっつきやすそうな課題から着手しました。あっさり一撃の課題もありました。

ルーフとスラブの簡単そうな課題も片づけて難しそうな課題に挑戦です。

スラブは得意な方なのですがなかなか難しいかったです。ダメコンを信じ切ることができずに Zone のみで完登に至りませんでした。

www.flathold.com

ルーフはそうそうに諦めてしまったので、次に手を付けやすそうな垂壁の残りの課題に挑戦します。 いわゆるマグロ型のホールドをふんだんに使った課題で、面白そうな見た目をしていました。 スタートの足はデュアル、手はマグロ(しっかり持たないと落ちる)、とかなりパワフルかつ繊細な課題で、あと一歩のところまで進めることができたトライもあったのですが、ものにできずに撃沈しました。

結果と感想

結果は4トップ7ゾーンで8位でした。最終発表では6位となっていますが、女子参加者が別のクラスに繰り上げられている影響かと思います。

感想ですが、第一にめちゃめちゃ楽しかったです!! 課題はもちろんですが、熱気の籠ったジムで熱いトライを繰り広げる空間はモチベーションも上がりましたし、常連さんや強い方々と一緒の課題にチャレンジできたのは良い刺激になりました。 またこのコンペに限った話にはなると思いますが、課題がコンペ開催の翌日までしか残らないという豪華な仕様でなんとなく課題に特別感があったのもコンペに箔をつける形となったのかと思います。

来年に向けて

今年は力及ばず予選落ちという結果になってしまいましたが、来年は同じクラスで上位を目指せたらと思っています。 今年の上位陣を見るとかなり頑張る必要があるかと感じますが、ぼちぼち頑張りたいと思います。コンペクライマーじゃないんでね笑

来年に向けて反省点を少し書いておくと、実は残り2本完登で決勝進出だったようだったので、垂壁とラスト一手で落ちてしまったルーフ課題を落としておけば決勝に行けたようです。 これができなかった理由にはいくつかありますが、すべての課題を触った時点で割とよれていたのが一番大きかった気がします。 また、終盤のトライは垂壁かスラブしか触っていなかったので、休憩や各課題への時間配分をよくよく考えるべきでした。 コンペの出場経験の浅さが出たのもありますが、すぐに修正できるポイントとしては1時間程度で登れる課題の幅を増やすことでしょうか。 終盤でよれてしまったのは長物のトレーニングを増やしたり、サーキットしたりして強化しようと思います。

何がともあれ、無事にコンペは終了し、新しいセットに切り替わりました。今年も存分に面白い課題と遊ぶことができそうです。 以前に今年の目標で2級課題を5本完登と言っていたのですが、4月から3か月を経過した現在1本登れているだけです。 今回のセットはパワー系の課題が多い印象なので、トレーニングも頑張らないといけないですね。

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もうすでにジメジメしてますが、夏はこれから。怪我をしすぎないように頑張ろうかと思います。 ではでは。

*1:50分間で好きな課題を自分で選びながら登る形式でそれぞれの課題には何度でも挑戦できる

2023年まとめ

年の瀬ということで、酔った勢いで2023年をまとめたいと思う。 自分の中では次に挙げる項目が大きかった。

これらについて振り返りつつ、来年の抱負を述べたいと思う。

博士前期課程修了

大学院では学部から引き続きHPCのシステムソフトウェアの研究室に所属していた。 指導教員や博士の先輩、後輩に助けていただき、なんとか修了することができた。 修士論文はHPCの一時ストレージに関するごった煮の資料になってしまっていて、正直うまくまとめれていないと思っている。 根本的な原因についてはうまく説明できないが、時間に追われてしまったのが良くなかったような気がする。 執筆時点で既に体調不良だったり、別のタスクに時間や精神を割かれてしまっていたりしていたので、タスクマネジメントをうまくできればよかったかもしれない。 論文については出来れば書き直すかテーマを変えたい気持ちはあるがそうもいかないので、機会があればアカデミックの場面でインパクトのある成果を残せるように最大限努力したい。

HPCのトピックについては現在でも緩くキャッチアップしているので、アイディアを説明・実装して行けるようにできればと思う。 例を挙げると、現在 Kubernetes クラスタから HPC のキャッシュ層を利用できるようにする CSI ドライバを実装している。 深層学習の訓練など大量のデータを消費する際の並列ファイルシステムの上の高性能なキャッシュのような用途が考えられる。

github.com

あまりまとまった時間が取れなかったので今年中に実装切れなかったが、来年中には基本的な機能は利用可能にできると思うので引き続きやっていきたい。

引越し

就職を前に都内に引っ越した。 別に大学の周辺に居続けることをよしとしなかったわけではない。 つくば市に不満はほとんどなかったが、あげるとすれば東京から遠いことであり、これが自分にとって致命的であった。 なぜなら、8/12月にはコミケがあるからである。つくばからの始発は5時台であり、さすがに続けてられない。 また、車を所持していないのでスーパーや買い物に行くための足が不十分なことも理由の一つであった。

引越し自体は大した作業ではなかったが、荷物の梱包や開封が大変すぎたのでしばらくやりたくない。 ちなみに引越しにはヤマトの単身パックを使ったが、新居に傷をつけまくられたのでもう使いたくない。 自転車は2台所持していたが、どちらも輪行した。

【公式】単身引越しならクロネコヤマトのヤマトホームコンビニエンス「わたしの引越」

就職

某出版大手の機能子会社のエンジニアになった。 ここを選んだ理由だが、単純に自分が深く関わりたい業種だったからである。 それと自分自身、出版物やコンテンツに助けられてきたので恩返し的な面が1%ぐらいある。 情報系の院生の就職先と言うと、大手テックメガベンチャーやIT企業を想像するだろうし、そのような企業にも応募していたが、 技術にとらわれるのではなく、新たな価値を自分で得た技術を活用して創造して業界に還元したいなぁ、とぼんやり思ったことがきっかけでここに決めた。 もちろん、隣の芝が青く見えることもある。給料しかり、技術スタックしかり、チーム体制しかり、人しかり... 1年(実質半年?)経って、このような点に左右されずにやりたいことに集中できる環境を選びに行った選択は良かったと思っている。 もちろん2024年にどう感じてどのように納得するかは分からないが、周りから学びを多く得つつ自分の価値を生み出し続けていければと思う。

さて振り返りに戻るが、新卒だったので初めの3,4か月は研修やオンボーディングを行っていた。 グループ会社が多くあり、研修と並行して横のつながりを広げるイベントにも多く参加した。 色々な人と会話してみると、バックグラウンドが多彩で情熱的な人が多いように感じた。 異なる分野の人と交流すると刺激を多くもらえて視野が広がるような気がしたので、今後も積極的に参加したい。

部署に配属されてからは AWS を中心とした CCoE とコンサル業務に付随するエンジニアリングタスクを行っている。 (クラウド運用も初めの内はやっていたが、すぐに異動となった。) 割と利用者と会話することもあったので、技術と対話の両面から学びの多い1年だったと感じる。 一方で、文章での対話が多かったこともあって完結に文脈を正しく伝えるための文章を適切に記述できていない場面もあった。 今後は、理解しやすく相手を刺激しない文章を書く技術を学んでいきたい。

また、最新技術の活用方法を検討していきたい。 現状は IaC を頑張ったり、AWS サービスの導入を自動化したりといった具合だが、Architect として技術選定に責任を持てるようになりたいと思っている。 具体的なことは社のブログにまとめてアウトプットも増やしていきたい。

お給料についてだが、1回目の評価としては過去最高の上り幅と聞いているので、今後もこれが継続できるように頑張りたい。

ボルダリング

今年やったことについては以前まとめているのでそちらを参照されたい。

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現在は3級の課題を登っているが、自身の課題は多い。 ミスした際の修正力やムーブの読み、フィジカルなどなど... ムーブについてはプロシーンの動画を見たり、instagram で流れてくる完登動画からムーブを推測したりして養っている(つもりである)。 手探りな部分が多いので、少しずつ改善していきたい。

来年の目標

  • 技術
    • キャッチアップを20/分は行う
    • CSI ドライバーを実装する
    • 競プロちょっと頑張る(マラソン?やってみたい)
  • 仕事
    • キャッチアップした技術を取り込む
    • 価値の提供先を広げる
    • コミュ力を高める
    • 効率的にシステムを提供できる体制を作る
  • ボルダリング
    • 1級5本
    • 弱点を克服する(ムーブ読み・修正力)
    • レーニング頑張る

2024年も頑張るぞい!

ボルダリングってやつをやってみた。

2023年中に3級1本完登」を目標に4月から本格的にボルダリングを始めて約8か月、とうとう3級課題を登ることができたのでこれまでやってきたことを振り返えりたいと思います。

今までの経験値

冒頭で「本格的に」と書いたのには理由があります。 実は筆者は2023年4月以前にもボルダリングの経験があります。 とは言っても、月に一回登っていれば多い方で、よく登っていた時期でも週に1回で1ヶ月程度、友人や同僚と一緒に通うぐらいでした。 もちろんマイシューズは持っておらず、レンタルシューズで登っていました。 また、グレードはあまり気にしておらず、セッションっぽく同行者と同じ課題を登ったり、適当に登れそうな課題を見つけては少し手を付けるだけだったりと、向上心0%で登っていました。 記憶が曖昧ですが、当時は6級登れればいいかなぁ~というぐらいの実力で、5級以上はほとんど触ってなかった気がします。

ちなみに、2023年4月以前に行ったことのあるクライミングジムはロッキーやノボロック、B-PUMP TOKYO です。

やってみた

最後に登ってから3年ほど経った2023年4月、何を思ったのか筆者はボルダリングを再開しようと思いました。 きっかけは特にないのですが、強いて言えば運動好きな性格とコロナ禍で趣味だった自転車に乗らなくなってしまったことが登ろうと思ったきっかけでしょうか。

今回はがっつりやろうと決意し、「2023年中に3級1本完登」という目標のもと、the FACTORY というボルダリングジムに通うことにしました。

4月

がっつりやるならまずはギアから、ということでクライミングシューズを買いました。

当時はあまりシューズの違いを分かっていなかったので Amazon で適当に選びました。 少し大きめのサイズを買ってしまったため、登っている途中で靴が脱げてしまうことが何度かありました。 また、スラブでの足元の信頼感が皆無でした。滑りまくって青痣を量産しました。 (4か月後、2足目を買うことになります。)

この頃は6級の課題を登っていて、垂壁やスラブのいくつかの課題は登れましたが、傾斜のある課題については歯が立たないような状態でした。 ジムに来る頻度としては週に1,2回で、基本的には週末に登っていました。月パスなども購入していませんでした。

5~6月

6月頃にジムのセットの交換時期がやってくるため、それまでに登れていないスラブの課題を落とそうとしていました。 傾斜以外の6級のテープ課題はすべて落としていたので、残りはこのスラブ課題だけでした。

5月末の日曜日だった気がします。ホールド替えまであと数日といったところでようやくこの課題を完登することができました。 その時にカウンターから筆者の登る姿を見ていた店長さんから声をかけられました。 何と言われたかは忘れてしまったのですが、これからクライミングを続けるのに十分なぐらい嬉しかったことを覚えています。 ある意味、この日が筆者にとってクライミングライフのスタート地点だったのかもしれません。

7月

少しハートウォーミングな話を挟みましたが、ここからは泥臭い話が続きます。。 というのも、このクライミングジムはいわゆる「辛め」のジムで、5級でもなかなかハードな課題が設定されていることがあります。

6月にセットが変更されてからは、主に5級の課題を触っていました。 これまで約1ヶ月ごとにグレード更新ができていたのですが、とうとう停滞する時期がやってきました。 7月ごろは5級の垂壁課題に打ち込んでいましたが、どうもコツを見いだせずにいました。 そこで、中山きんに君のあの言葉を思い出します――

パワー!

ということで(?)、地道に筋トレを始めました。

自宅では強傾斜対策も見込んで体幹レーニングを始めました。参考にしていた動画を貼っておきます。

youtu.be

最初はきつすぎて全種類できなかったのですが、1,2週間続けるとだんだん慣れてすべてできるようになりました。

体幹以外にも指の保持力も強化したいと思い、フィンガーボードを自宅に設置しました。 我が家は賃貸なので、壁に穴をあけない方法で設置しました。設置方法は以前にまとめましたので参考にしてください。

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始めは全く懸垂できなかったのでぶら下がるだけでしたが、それだけでも効果はあると思います。 そんなわけ~~と思っているそこのあなた!! ルーフ(またはフィンガーボード)で適当なガバに1分ぐらいぶら下がってみてください。初めのうちは結構きついと思います。

筋トレに合わせてプロテインも飲むようになりました。 始めのうちは飲みやすさを考慮して SOY を飲んでいたのですが、ホエイでも飲みやすく美味しいものを見つけてからはホエイを飲むようにしています。

www.meiji.co.jp

フィジカルを鍛えながら5級を打ちまくっていたら、夏真っ盛りの8月に突入していました。

8~9月

しばらくして、5級も大体攻略できました。 5級のスラブ課題では点で踏まなければならないホールドや滑りやすいホールドが登場してきます。 今まで、初心者用のエントリーモデルのシューズを使っていたため、このようなホールドでは滑りまくっていました。 もちろん足元への信頼感は0だったので、ついにシューズを買い替えることにしました。

目白の Calafate で2足目のシューズである Solution Comp を購入しました。

www.sportivajapan.com

サイズはちょっと攻め過ぎたかもしれませんが、どんな傾斜の壁でもパワーを発揮してくれる優れものです。 スラブはもちろん、ヒールフックやトゥフックもしっかりかかります。 いい買い物したのはそうなのですが、シューズを言い訳にできなくなってしまいました。。(真面目にやらんかい)

シューズを新しくして登るモチベーションはうなぎ登りです。アゲアゲです。 幸い、クライミングをやっていたり前から興味があったりしていた友人が周りに多かったので、ホームジム以外でもこの有り余るクライミング欲を満たせていました。 例えば、都内最大級の B-PUMP TOKYO や北区の激辛ジム UNDERGROUND に行って登っていました。 お盆の時期に地元の福岡に帰っていたので、そこでも登っていました。

っと、実はこの福岡のジムで既に3級を登っています。 何とあっさり4か月で登れてしまって、登った本人も正直ビックリです。 著者が登った課題の設定が甘かったのかもしれません。またジムによってもグレード差があると聞きます。 そこで、「2023年中に3級1本完登」という当初の目標から「2023年中にホームジムで3級1本完登」に変更しました。 the FACTORY、やはり他のジムよりも辛かったのかもしれません。

なんだかんだでボルダリング熱は冷めず、この頃は週3,4ぐらいで登っていた気がします。 月パスも購入して登りたい放題です。 今振り返ると、もう既に盛大なフラグを立ててしまっていたのでした……

10月

5級の課題もあらかた登りつくしてしまったので、4級の課題に挑戦していました。 4級ともなると、ホールドがカチやスローパーは普通に登場しており、ムーブのほかに保持力や単純な出力(パワー)が求められる課題が多い印象です。 そんな4級のとある課題に打ち込んでいる途中に事件は起きたのでした。

当時、カチとガバから構成される課題に挑戦していました。これまでにがっつりとカチを使った課題に取り組んだことは無かったので手探りな状態でした。 苦戦しながらもばらしで登れたので、通して何度も何度もこのカチ課題を登っていました。 すると、中指の第二関節に異変を感じるようになりました。 痛みはさほど大きくなかったので、異変を感じてからもこの課題だけに打ち込んでいました。 その日、ジムから帰って手を洗おうとすると中指が第二関節から曲がらないことに気づきました。

はい、やってしまいました。怪我です。

症状から調べてみると、変形性関節症というやつで関節部分の軟骨がすり減る症状のようでした。 この関節症の特徴である骨棘のような突起がしっかり確認できました。 テーピングをしても痛みが激しくてどうしようもなかったので*1、一度休息をとることにしました。 2週間ほどジムに通わず、ひたすらマッサージやらアイシングやらMSMやら試せるものを色々試して、痛みと関節の可動域が回復するまで待ちました。 一番効いたと感じたのは野口選手の指ケアでしょうか。

youtu.be

反省するとすれば、

  • 同じ課題に取りつかれない
  • 痛みや異変を感じたら登るのをやめる
  • 登る前後の指のケアをちゃんと行う

この辺を実行できていたら、ケガは防げたのかもしれません。 完登したいがため打ち込み過ぎました。反省です。

気づけば10月が過ぎ、少し暖かい11月が訪れようとしていました。

11月

10月以降はテープ課題はほどほどに、いわゆるファイル課題に取り組んでいました。 ここで言うァイル課題とは、ジムのスタッフさんが作成された課題のことです。 初級者(6級ぐらい)、中級者(4,5級ぐらい)向けにほぼ毎日*2新たな課題が追加されています。 本来は10月ぐらいから開始していたようなのですが、波に乗り遅れてしまったので後れを取り戻すべくこのファイル課題を登りまくりました。 たまにセッションもやったりして、日々楽しく登ることができました。 課題を作成してくれたスタッフさんや店長さんに感謝感謝です。

テープ課題もさぼっていたわけではないです。 ぼちぼち触っていたのですが、4級の難しめの課題を落とすのに1ヶ月ほどかかってしまいました。 120度傾斜の課題だったのですが、骨のある課題で一筋縄ではいきませんでした(このジムの課題のほとんどがそうですがorz)。 スタッフさんや常連さんにアドバイスを頂きながら着実に一手一手を積み上げていってようやく攻略することができました。 保持力も大事ですが、ムーブや細かい動作、足を置く場所、体勢も同じぐらい大事ですね。いろいろなことを学べました。

さて、筆者はもちろん(?)読者の皆様もお忘れかもしれませんが、目標は「2023年中にホームジムで3級1本完登」でした。 と言うわけで、いよいよ3級に挑戦するときがやってきました。

12月

手ごろな3級課題が無いかいろいろな課題を触りながら探していたところ、120度傾斜の壁に行けそうな課題がありました。 この課題の核心は体勢の悪い状態でアンダーを持ちながら体を引き上げる部分で、全体的に強度の高い課題です。 4級の課題を落とすのに1ヶ月かかってしまったので、この課題も1ヶ月程度かかると見込んいました。 というわけで、(割と焦って)12月に差し掛かった段階ですぐにこの課題に取り組みました。

核心部分の攻略には2,3日かかりました。また核心以外の部分も強度が高いので、一日のトライもそう多く行えません。 ばらしでトライを重ね、ばらしで登ることができました。いよいよ落とせそうな気がしてきました。

12月、平日の寒い夜。お客さんもあまり多くなく、集中してトライ出来そうです。 この3級のホールドを何度も触っていたため、指皮がかなり持ってかれています。正直ちょっとひりひりして痛いです。 核心部分も安定してきたので、ここで決めたいです。

チョークをしっかりと付けて取りつきます。初手から丁寧につかんでいきます。 ムーブ、手の向き、力の入れ方... ばらした時の感覚を思い出して登ります。

核心部分を越えても油断せず、一度体勢を立て直す、よし。 ゴール前の一手、取りやすいホールドだが振られて落ちる可能性が高い。 手だけを伸ばして取ろうとせずに足で蹴って掴む、ラスト一手。 最後のガバは全力で取りに行ってゴール。 とうとう目標を達成しました。 その場にいた皆さんが「ナイス!」からのグータッチで祝福してくれました。嬉しいです。

今後の目標

長々と書いてしまったのですが、4月に立てた目標をどうにか年内に達成することができました。 これは大変嬉しいのですが、次の目標を立てて、これに向かってまた頑張りたいと思います。 年の瀬でもあるので来年2024年の抱負といたしまして、

「2024年中に1級1本2級5本完登」*3

としたいと思います。 もちろんホームジムで登ります。 結構適当に立てた目標なので、達成できるかはわかりませんが最大限努力したいと思います。

今後の donko の活躍にご期待ください。

*1:中指と薬指など隣接した指をテーピングで固定するとまだ登れたかもしれません。

*2:正確には次回来たときには何かしら新しい課題がありました。毎日更新されてはいないと思います。

*3:2024/1/10編集:編集前は「1級5本完登」という目標だったのですが、かなり厳しい目標設定だったので変更しました。2級5本完登もかなり難しいとは思いますが、頑張りたいと思います。

beastmaker 2000 を取り付けた

最近ボルダリングにはまっているのだが、指力が無さすぎて惜しい所で手が離れてしまったり、すぐよれたりしていたので自宅で手軽にトレーニングしてバキバキの指を手に入れたくなった。 というわけで、どのジムにも大体置いてある「穴のいっぱいあるあれ」こと、beastmaker 2000 を購入した。 これから自宅に取り付けていつでもトレーニングできる最高パラダイスを作る。

Beastmaker 2000

Beastmaker 2000

  • Beastmaker(ビーストメーカー)
Amazon

材料と価格

商品 個数 価格
beastmaker 2000 1 20,000
2x4材 2 2,000
板材 1 2,000
ラブリコ 2 3,000
インパクトドライバーレンタル 1 500
インパクトドライバーの先端 1 50
ビス(75mm) 1パック 200
木材カット 1(2本まとめて) 50

多少金額にブレがあるかもしれないが、合計で大体27,000円ぐらい。多分もっと安くできたと思う。

ラブリコは木材の両端に設置して突っ張るためのもので、よく賃貸で壁掛けテレビを設置したり、自転車を壁に掛ける時に利用される。 今回は木材を2本用意して、それぞれにラブリコを取り付け、その間に板を渡してbeastmakerを設置する。

ラブリコの耐荷重は片側40kg、2本合わせて80kgぐらいで、 高校生の時から50kgしかないワイの体重を支えるには十分だろう。

2x4材の長さはラブリコの説明書にある通り、天井から120mm短くなるようにカットしてもらった。 また板材は厚み38mmと、75mmのビスでいい感じに固定できる厚みのものを選んだ。 薄すぎるとbeastmaker付属のビスでは貫通してしまうし、厚すぎると70mm程度のビスでは足りないと思われる。

ちなみに、木材はチャリンコのサドルに乗せてホームセンターから歩いて持って帰った。 この日の最高気温37度。 灼熱の中、よく行きて帰ってこれた。夏、最高。

取り付け

取り付けは割と簡単だった。 まずは、beastmakerに付属しているビスを使って板材にbeastmakerを取り付ける。

次に、beastmakerを取り付けた板材を2x4材に固定する。固定には75mmのビスを使って、インパクトドライバーでゴリゴリ締めていく。

ラブリコを取り付けて、壁に設置する。 注意点として、ラブリコを取り付ける天井が石膏ボードのような建材の場合、天井が抜ける可能性がある。 我が家は賃貸(鉄筋コンクリ)であり、天井は結構丈夫な作りだったので良かろうと判断。 パンチして確認したが、壁(天井)の圧勝どころか返り討ちにあった。今日のところは諦めてやるよ…...

適当にラブリコの天井側にテンションをかけるようにネジを締めて取り付け完了。めちゃめちゃいい感じじゃん。テンション上がるなぁ~。

感想

一番の難関は木材の調達だった。最近暑すぎるだろ。 あと、インパクトドライバーとかいう文明の利器が素晴らしすぎる。設置の時は少しうるさかったかもしれない(隣人のみなさまごめんね)。

失敗した点を挙げるとするなら、少し設置位置が高かった点であろうか。 まぁ、背伸びすれば届くしそんなに気にしてはいない。

そんなこんなでいつでもトレーニングはできるので、後は指が死ぬかやる気が尽きるかのどちらかだ。 目標は年内3級。頑張るぞい。

3月に読んだ本・読みかけの本

3月は一時的にニートであったので、読書なり運動なりと健康的な生活を数年ぶりに送っていた。 主に競プロをしたりボルダリングに行ったりしていたわけだが、23年度新卒ということもあり、入門的な技術書を読み漁ってみた。 本稿では簡単に感想を述べたいと思う。

まずは読了したものから。

マスタリング TCP/IP 入門編

研究室にあったのを借りて読んだ。確か第4版だったと思う。 動機としては、入社後すぐに若干ネットワークの業務が発生しそうだったので、入社前にプロトコルの概要を思い出しておきたったところが大きい。

この「マスタリング TCP/IP」シリーズは入門編に始まり、応用編・情報セキュリティ編など様々な角度からネットワークプロトコルについて解説している。 入門編の前半ではOSI参照モデルを始めとして、後半ではIPやTCPUDPなどのプロトコルの概要を中心に説明している。 ルーティングに関しては大学の講義で扱っていた記憶が微かにあったが、正直忘れていたので読み直してよかった。

試して理解 Linuxの仕組み

増補改訂版が2023/04現在販売されいてるが、筆者が呼んだのは初版である。 Linux関連の知識整理を行うために読んだ。そのためサンプルコードはあまり実行していないが、一部の章についてはちょこちょこ動かして挙動を確認してみたりした。

内容は広く浅くといった印象でユーザモード・カーネルモードの存在やプロセス管理、メモリ管理、キャッシュ、ファイルシステムといったトピックについて扱っていた。 特に初めて知ったようなトピックはなかったが、プロセススケジューリングについて自分で実験しながら事象を確認できたのは面白かった。 また、図解がすばらしく分かりやすかった。内容より読者に分かりやすい説明をするにはどうしたらよいか、という点で学びになった。

並行プログラミング入門

並行プログラミング、と言われていまいちパッと来なかったが、要は同期・非同期処理をどうプログラミングしますか、というトピックについて扱った書籍である。 特徴はサンプルコードをほぼRustをつかって説明している点であろうか(一部C言語アセンブリ言語を用いている)。 筆者はRustを少しかじった程度であるが、初学者でも処理の内容を追える程度のサンプルコードであり、都度補足がなされているため、コードを読む点において難儀することは多くないと思われる。 内容を見渡すと大学院のシステムプログラミングの講義で扱ったものと重複している部分がほとんどであったため、良い復習となった。 具体的にはpthread、アトミック処理、ロック、ミューテックス、条件変数、セマフォデッドロック、非同期プログラミング(select、epoll、async/await)などである。 写経は今回行っていなかったが、サンプルコードを答え合わせとして使って、自分で実装を行ってみたいと思う。


以下読みかけの書籍である。

プログラミングコンテストチャレンジブック

競技プログラミングを再開したので、復習がてら読み直している。意外と忘れていることも多かったため非常に参考になった。 また、最近は Typical 90 の問題をよく解いているのだが、この本の後半の内容が出題されていたりするため、新しいアルゴリズムを学ぶいい機会になっている。 GCJ の問題など実施できていないものも多くあるので、継続して読んでいきたい。

プログラマのための文字コード技術入門

BOOKOFFで400円ほどで売っていて、なおかつ触れてこなかった技術だったので興味本位で買って読んでいる。 気づいたら4月になっていたので、3月中に読み切れなかったが、研修中の休み時間や寝る前に読み進めている。 文字コードの歴史を含めて日本語を中心に文字コードについて解説されている。 個人的にはなぜこんなにも文字コードは複雑なんだ?と疑問に思うところはあったので、歴史的な背景は承知しつつも、それを追うことができたのは有意義だった。

4月の予定

以下積読である。できれば4月中に読みたいが、恐らくそうならない(研修中に別の本を読む必要がある)ので気長に読むことにする。

  • プログラマのための文字コード技術入門
  • 効果検証入門
  • ゼロからOS入門(昔に読みさしていた)
  • リアルタイムOSを出発して組み込みソフトウェアエンジニアを極める(優先度低め)
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C99A一般参加記

コミックマーケット97の開催より二年。待ちに待ったコミックマーケット99(C99A)が2021年12月に開催された。 そのC99Aに一般参加で2日間参加してきたので、その参加記を残しておこうと思う。 なお、本エントリーは一般参加者目線でのC99Aを記しているため、サークル参加者や準備会スタッフから見たC99Aについては別エントリーを参照願いたい。 本エントリーの目的は、あくまで次回以降のコミックマーケットでC99Aと同様の入場制度が採用された場合の持ち物や立ち回りの参考とするためである。 故に、無用な論争への発展を助長するものではないことを留めておいていただきたい。

事前準備

C99Aの開催が発表されたのは11/12であった。また、チケットのスケジュールが発表されたのは11/16であった。

www.comiket.co.jp

ここでは開催が発表されてからの準備期間にやったことを記す。

チケット取得

C99Aでは事前に発行されたチケットが必要となった。また、そのチケットについては抽選制であるため、期間内に抽選に参加し、発行を完了して初めてチケットを手にすることができる。 このあたりのスケジュールは以下のようであった。

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https://www.comiket.co.jp/info-a/C99A/C99AEntryTicket2.html

チケットは東ホールと西南ホールで分けて販売された。このことは「東西コミケ」と言われるまでとなった*1。 基本的にはアーリーチケットを取る必要があるが、筆者は1次の販売期間をすっぽかしたので(←は??)、2次販売にてアーリーチケット取得を試みた。 チケット販売はチケットペイで行われた。 販売当日はアクセスが集中し、何度もアクセスできない状況が起きた。 アカウントの事前作成は言うまでもなく、接続元のネットワーク環境も改善できるのであれば手を付けておくと良いだろう。 結果的に、筆者はアーリーチケットを取得できず、

  • 1日目:東・西南
  • 2日目:西南

という、計3つの一般入場チケットを手に入れた。 これら一般入場チケットは1次販売で2日目西南ホールを、2次販売で1日目東・西南ホールのチケットを取得した。 ちなみに、一般入場チケットの2次販売では販売開始から50分サーバに接続できなかった挙げ句、 突如としてサーバメンテナンスが行われ、数分後に復帰したことで一瞬のすきを見せた一般参加者の多くがチケットを取り逃すといった事態が発生した。

持ち物準備

冬のコミケの持ち物については特に防寒グッズが重要である。 西はともかく、東は臨海部であることから海風がとんでもないので、防寒を怠ると生命活動の継続に支障を来す。 具体的な持ち物は、Twitterなどで適当に探しても色々と参考となる資料は見つかるので、毎度探してみるのも良いかもしれない。

当日の筆者の持ち物リストは以下の通り。

  • バックパック
  • 入場チケット
  • 身分証
  • 配置図(地図)
  • ティッシュ・ウェットティッシュ
  • クリアファイル x2
  • 折りたたみ式椅子・簡易マット
  • 財布 x2
  • 大きめのトートバッグ
  • モバイルバッテリー x2
  • カイロ・マフラー
  • 軽食

以前は地図をクリップボードに留めて利用していたが、バッグから取り出しにくいことと、会場に入ってしまうと書き込むことがほとんどないことから、 今では無色のクリアファイルに入れて利用している。

西ホールへの入場時の待機では、移動予定時間が準備会スタッフさんから通達されるとその時間まで列が動かない(いわゆる列固定)ため、建物で待機する時間がほどんどである。 したがって今回は防寒に関しては緩めの装備で会場に向かった。

待機列についてはそれぞれの参加日で後述する。

地図作成

配置図、いわゆる宝の地図(以降では地図)を作成する。 これは目的のサークルの情報を集約するためのもので、ここに書かれている行きたいサークルの配置や買いたいものの情報を見ながら、当日サークルを回ることになる。

Webカタログというサークル情報をWeb上で見ることができたり、行きたいサークルをマークして配置図を印刷できる機能を提供するサービスがある。 これを用いて各参加日、各会場の地図を作成する。

webcatalog-free.circle.ms

行きたいサークルの優先度で色を変えて地図を作成すると、サークルを巡るルートが分かりやすくなるだろう。 各サークルが販売しているものについてはWebカタログや各サークルのクリエイターさんのTwitter、Pixivを参照するとよいだろう。

当日の周り方については各参加日で後述する。

1日目(12/30 木)

待機列

西南ホールへの入場するためには、G1駐車場でリストバンドをもらってから待機列で入場を待つ必要がある。 リストバンド発行の受付時刻はチケットに記載されたグループごとに別れている。 筆者はAグループ(7:30受付開始)であったが、寝坊したので(←は???)結局Bグループ(8:00)として受付を完了して待機列に加わった。 列固定は8:40分ごろで、移動予定時刻は9:30であった。

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オレンジ:受付から移動 / 水色:待機列から会場へ移動

例年に比べて、人が少ないことは列を見れば明らかだった。 というか移動中の列車内の人数から今回のコミケの人数の少なさにはかなり驚いていた。 ともあれ、通常のコミケであれば始発前に並んでいなければ並べないような位置に待機していた。 結局、移動開始は11:00ごろで、西ホール会場に入ったのは11:05ごろであった。

西・南

艦これ島を中心に回りたかったので、南12ホールから回ることにした。 南12ホールへは西2ホールバックヤードからアクセスできる。 シャッター・壁関係なく、ほぼほぼ買うことができた。 ホールに入ったときには、人の数という意味でコミティアっぽさを感じた(要はスカスカで動きやすかった)。

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南ホールを回ったあとは企業ブースへと向かった。 企業ブースへは南ホール2階へ上がって、そのまま南ホールを抜け、西34ホールへ続く階段を登って行く。 企業ブースはエリアによって人の密度がまちまちで、エロゲメーカーのブースではガラガラで少し悲しかった(時間帯のせいもあるかもしれない)。。

企業ブースを周り終わった時点で12:30ごろで、そこから一旦外に出て東ホールへと向かった。 東ホールに入るためには、チケット確認とリストバンド発行のための受付を東7ホールで行う必要がある。 東7ホールは東地区の端っこにあるため、割と歩かなければならない。 受付が終わると、そのまま東78ホール経由で東36ホール側から入れるので、そちら側から壁・シャッターサークルを回るなどして東123456ホールを回った。 どうやら東へと移動している間に、東と西の行き来ができるようになっていたようだった。 エリアによっては1日目でも肩がぶつかるぐらいに人が多いこともあったが、この日は基本的に誰とも接触することなく買い物ができた。 あまりにも快適すぎる。

2日目(12/31 金)

待機列

この日のチケットの受付時間はCグループ(8:30開始)だったので、そのぐらいの時間に到着して、受付を行って待機列に入った。 会場入りしたのは11:10ごろだった。それ以外はほとんど前日と同じ。

西・南・東

西を中心に回った。 気づいたら12時過ぎになっていて、だいたい西が回り終わったタイミングで東西開通のアナウンスが流れた。

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前日に比べると少し早いタイミングである。 そのまま東に向かい、東1ホールから回っていった。 どのホールでも並んでいるのは人気シャッターサークルぐらいなもので、ほとんどのサークルは数分並ぶか、まったく並ばずに買うことができた。 もちろん肩と肩でご挨拶なんてぐらいの人の密度でもなく、人の往来はスムーズなものであった。

余談だが、今回は買いすぎてしまったため、購入したものをゆうパックで配送をした。 サークル参加者の搬出の時刻と重なってしまったため、かなり並んでいた。 次回は午前中にゆうパックでの搬出を済ませておいたほうがいいかもしれない。

まとめ

今回のコミケを一言で表すならば、「スカスカ快適コミケ」であろうか。 正直アーリーチケットを持っていれば、一般チケットの参加者が会場入りする11:00より前の10:00-11:00までの時間で買い漁ることができるので、 間違いなくアーリーチケットを持っている人は一般チケットよりも数倍のアドバンテージがあると感じた。 それを差し引いても、一般チケットで入場した場合でも人とぶつからないぐらいの人の密度のコミケはあとにも先にも無いかもしれない。

回り方については、アーリーであればホール全体を無双出来るし、一般入場であっても大人気シャッターサークル以外はだいたい回れると思うので、 そこまで深く考える必要はないかもしれない(もちろん、各サークルの搬入数などの要素も絡んでくるので一概には言えない)。

ともあれ、参加者の協力もあって、C99Aが無事に終了できたことは嬉しく思っている。 次回のコミケは、今回のような快適なコミケであっても良いが、コロナ禍以前のような活気のあるコミケになることを祈っている。

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